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水素水

国民生活センター調査は「水素水に効果なし」なの?

2016/12/25

国民生活センター調査の結果を、「水素水に効果なし」との見方がと確定したかのような話題が盛り上がっています。実際の発表内容と資料を元に、何が確かな情報なのかについて書きます。

 

国民生活センターの調査対象

調査対象はこちらです。アルミパウチ6品目、アルミボトル2品目、ペットボトル2品目です。その他、水素水の生成器も対象です。

国民生活センターの調査項目と結果

国民生活センターが調査した項目はこちらの表の内容です。結果は、「少し水素は抜ける(パッケージ表示から30%減ぐらい)けど、水素を体内に取り込めていることは間違いない」と言えます。

開封後、時間がたったら水素が抜けるのは常識でわかることです。炭酸水(サイダー)のシュワシュワ感がすぐになくなるのを考えたら納得できますね。

調査項目 結果
開封時に水素はどれぐらい溶けているのか 1.0ppm程度※
未開封のまま1 カ月間保管したとき、水素がどれだけ減るのか 0.1~0.4ppm程低下
開封後、蓋を閉めて5時間放置したとき、水素がどれだけ減るのか 開封時に比べて、30~60程度に減少

※商品により差が大きいようです。パッケージの表示が信用できることは大前提です。商品の良し悪しについては、この記事の対象外です。

なお、この他にもいろいろな条件で調査しています。わかりやすいように抜粋して紹介しています。

「ペットボトルの2銘柄では溶存水素(水素ガス)は検出されませんでした」ということなので、ペットボトルの商品は効果がない可能性が高いです。アルミパウチの商品を選んだほうがよさそうですね。

効果の有無は調査の対象外

国民生活センターの調査は水素水の効果があるかどうかについて、何も言及していません。今回の調査は2016年9月~11月の2カ月間で行われました。水素水の健康への影響について言及するには大学や研究機関で数年にわたる調査が必要となるはずで、国民生活センターには予算的に不可能なのだと思います。

効果の有無について推測できること

 

今回の調査では水素量を測る他に、各事業者にアンケート調査を行っています。その結果、「健康に効果があります!」と言った事業者が誰もおらず、「水分補給」との回答が多かったようです。

この回答は、水素水が健康への良い効果を持つことを示す証拠を、現時点で各事業者が得ていないことを表しています。各事業者がどの程度のパワーをかけて商品開発しているのか分からないですが、効果の有無についての判断材料になるのかもしれません。

 

 

ソース:

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161215_2.html

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20161215_2.pdf

 

補足(基礎知識)

水素水は水素分子(水素ガス)の濃度を通常より高めた水のことです。水素分子は1気圧の室温で最大1.6ppmまで溶けます。ppmとは、水素水がどれぐらい水に溶けたかを表す単位です。1ppmは1/100万を表し、水100万グラム(1トン)に水素が1グラム溶けている状態です。

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